探偵の尾行においては、現場の空気感を読む個々人の能力が問われます

探偵事務所や興信所に所属し現場で尾行する人物に必要な能力。

これは将来的には大きな変化はないと思われ、尾行を得意とする探偵や興信所は「尾行能力が高い探偵を教育し実践投入する」ことが日常的な急務となっています。

通常、専門的な教育を受けた実務10年以上の経験値を有する「プロフェッショナルな探偵」により実施されています。

多くの探偵や興信所では、アルバイト探偵などを調査に投入しません。

全ては探偵事務所・興信所の実務の経験豊富なプロフェッショナルのみで実施されています。

未熟な探偵を投入しない分、調査時間や期間においてスムーズな調査が実施可能になり、現場から持ち帰る個々の情報量も極めて多いという状況にあるのです。

恋愛関係に関わる尾行は慎重に

恋愛関係にある人物からの尾行調査は判断が困難となります。

何が困難かと申し上げますと、恋愛がらみの尾行調査は多くの場合、依頼者側ワンサイドからの主張を100%信じて正当な尾行調査を実施する理由であるか判断しなければならない点があるからです。

多くの恋愛がらみの尾行は「浮気していないか?」という疑惑のもとに実施されますが、過剰に浮気を疑い、過剰に恋愛相手を独占しようとする気持ちが大きいご依頼者やご相談者はストーカーと紙一重となる場合があります。

恋愛

探偵は自身の利益のためにこのようなケースの判断を間違えてはいけないと法規上で定められております

当然、探偵個々の倫理観が問われる場面でもあり、業務にしてしまえば報酬が発生し利益となります。

しかし、判断が甘く「ストーカーであり、調査対象に付きまとう過去の恋愛相手」であったならば、探偵は判断を誤ったという状況になり、何らかの行政処分を受けることも覚悟しなければなりません。

現代の探偵業は倫理なくして務まらない業務を実施しているのです。

派閥による不公平を解消した尾行調査

多くの組織には大なり小なり「派閥」が存在し人間関係を形成しているものです。

少数で運営される会社や店舗においても同様な関係性は存在することでしょう。

少ない人数で多くの利益を生み出したいと考える企業が数多く存在する現代社会では、狭い空間であっても数人で派閥が存在することは珍しくありません。

過去に少数の人物で形成される店舗が勤務先の方が勤務される店舗において、パートタイムで勤務する人間で派閥が存在し、休みや勤務時間帯を優遇する状況にあり悩んでいるご相談をお聞きした経験があります。

このような悪質な派閥は周囲の反感を受け入れることはありませんので「優遇される者」と「我慢する者」が存在することになります。

業務上、正当性に欠ける行為である以上は改善を求めることが当たり前の常識であり主張となりますが、多勢に無勢は人間社会において厄介な状況と言えるのです。

このような不公平を打開するべく「派閥のリーダー」の尾行を実施し、ウィークポイントを見つけることを目的に数日間休日も含めて尾行を実施したところ、店舗の社員男性と肉体関係にある事実が明らかになったのでした。

この事実によりリーダー女性の派閥は脆く崩れ去り、その方と他数名の不公平は解消する運びとなったそうです。

このような尾行調査による調査案件は確実に存在します。

社会的弱者である立場の人物は泣き寝入りすることが日常的なのかもしれません。

しかし、少数ではありますが泣き寝入りしたくないと考える方は、かかる費用とは別の価値観で尾行を依頼されることもあります。

上記のように、職場環境をどうしても改善したい、争いに勝ちたいと考える場合、一つの手段として素行調査が有益なケースもあるということです。

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